2012年12月3日月曜日
睡魔撃退テスト体験考
午後7時過ぎ。いま、僕は猛烈な眠気の中にある。いや、今日一日中、睡魔と戦い、現在に至っている。いまのところ睡魔に負けて仕事中にうつ伏せで寝てしまう、という状態は間逃れてはいるのだけれど、寝て良いなら今すぐ僕は眠りにつきたい。
きっと先週の睡眠不足が響いているのだろう、と自己分析している。先週は調子に乗って、明け方まで起きる日々を過ごしてしまった。平均睡眠時間は3〜4時間くらいで、酷い日は1時間半くらい。これではまともに思考できなくて当然だ、社会人に悖る。
僕は以前、この「週刊哲学タイムズ」で、眠気について浅い考察をしてみた。題して『なぜ寝る、起きるのか?論』(2012年5月25日)。改めて自分の論考を読んでみると、案の定、大した中身ではない。読んでいて恥ずかしくて、やや目覚ましにもなったりする。
その駄文をまとめてみると、こんなだ。と、自分の文章をまとめるレアな作業に取り掛かる。「まず僕らはなぜ寝るか。肉体的・精神的休息や回復、記憶の再構成といった目的があるが、いずれにせよ脳と関わっている」。脳からの「成長ホルモンが、睡眠時は特に多く分泌」する。
「そのため肉体的ダメージの回復が促進」される。「それはそうだとして、実は『僕らはなぜ寝るのか』は、科学的にまだよく分かっていない部分が多い」。うんぬんかんぬん。結局、「覚醒」について触れてみてはいるけれど、“解答”はそこにはない。
ちなみに「僕らはなぜ寝るのか」の解答については、今回の駄文にも、ない。眠い、眠いけど覚醒しなければいけない。こうなったら激辛ラーメンでも食べるしかない、けれど今「蒙古タンメン中本」に行くわけにはいかない、どうしよう、何して自分を覚醒に導こう。
その自分への回答として、「そうだ、駄文を綴って脳を活性させよう」「こっそり公開中の“非公開ブログ”を使ってみよう」「タイピングも脳活性に効果ありそうだし」なんてことをうとうと思いつき、いま実行してみている次第だ。そして実際、思惑通りになってきたような。
言語使用回路を強制的に始動させる、という実験としてみれば、この睡魔撃退方法、なかなか有効なのかも知れない。うん。みるみるうちに視野がクリアになってきたような気がしてもいる。言語使用回路を強制的に始動させる、すなわちニューロンの動きの活性化。
ちょっち調べてみると、この方法は科学的にも間違っていなさそう。脳内活動が活発化するとき、血流も増加する実験結果をネットで発見したからだ。血流が増加するということは、運動して覚醒する状態と大差ないとも言える。ドーパミンも関係しているかも知れない。
この「ドーパミン」は、中枢神経系に存在する神経伝達物質のこと。心拍数や血圧を上げるアドレナリンや、集中力に関するノルアドレナリンの前駆体でもある。でもって、ドーパミンは運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わている。
まあそれはよいとして、体感的に僕は睡眠撃退法として「これはいける!」「とりあえず思っていることをタイピングしていくのは有効じゃん!」との確信に至っている、この10分程度の間で。そこに今回の記事・記録に価値を付加してみる。個人的なメモとして。
毎日僕らは寝て起きてを繰り返しているのだけれど、結局なぜ眠るのか、なぜ起きるのか、いまいちうまく説明できない。少なくとも僕は。宇宙の仕組みや太陽の動きにともなう朝と夜、生態リズム。奥深く神秘的な自然科学の話にまでなってしまいそうだしね。
◇おやすみなさい