2012年7月25日水曜日

◇テーマ整理の記

僕の注意欠陥・多動性障害と低い記憶容量ゆえ、僕はこのブログで何のシリーズを好き勝手に始めてしまっているのかを整理してみたい。ここで整理しないと、本当にほとんど全ての「シリーズ」が中途半端に終わってしまいかねないと危惧してのことだけど。

2012年7月25日現在、テーマ・タイトルだけをpublishしているのだって幾つかある。いつか書き上げたいと思いながら、別のテーマ・タイトルについて書いちゃっているためだ。『「Google」不親切論。』、『「進化論」考。』、『なぜ「鉄道オタク」になりたいか』。そうそう、『海と太陽、我が逗子論。』もある。いずれも“どーでもいいネタ”だけど、僕にとっては重要なのだ。

開始しちゃっているシリーズは『超「実存主義」講座』、『気象考』、『知的「美学」研究』、『「世界陰謀論」考』、『黙示録について』、『フリーメイソン考』。そっかぁ、こんだけあったかぁ。広げ過ぎちゃいましたね。けれど繰り返すが、いずれも“どーでもいいネタ”だけど、僕にとっては重要なのだ。

きっとまだまだテーマ・シリーズは増えていくと思う。そしていつか宣言したように、突然ぱたん。と終わりの日がやってくるとも思う。それはつまり、それが世界の真実であるかのように。けれど僕自身が終わらない限りは、その重要性ゆえ、考察あるいは情報整理をしていきたい。それが僕の趣味でもあるし、僕の病気でもある。

◇むふふ


【気象考(4)】「風」編


「台風」とか「強風」とか「無風」とか。僕らは当たり前のように「風」について話す。ウィンドサーファーや凧揚げのプロ、あるいはナウシカでなくても、「風」は日常生活で気になる存在だ。特に節電が叫ばれる昨今の夏場は、風があるかないかは、死活問題になると思う。

その「風」について、ちょこっと整理してみちゃおっかなぁと思う。「風って何だろう?」。一言で言うと「空気の流れ」「大気の流れ」あるいは「気流」になる。ではなぜ空気が流れるのか。それは地球上にかかっている気圧が均等ではないからだ。気圧が高いところは「高気圧」、低いところは「低気圧」。「低気圧」は雲をともない、雨や風をもたらす方の気圧だ。

熱・エネルギーと同様、または精神的に弱い僕の目標レベルと同様、気圧も高い場所から低い場所へと流れる仕組みになっている。この空気の移動は、高気圧と低気圧の差が大きければ大きいほど激しくなる。高低が大きければ大きいほど、落ちる滝の勢い、水流の落下速度が激しくなることにも似ている。

例えば「台風」。これは「太平洋や南シナ海(赤道以北、東経180度以西100度以東)に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)が34ノット(17.2m/s)以上のもの」を指す風の総称だ。この台風は、中心の気圧が非常に低くなるため、特に強い風が吹く。

ちなみに台風は、熱帯低気圧が発達し、強風域が生成されてはじめて、「台風」と命名される。同等の低気圧でも温帯で発生するものは「台風」とは呼ばれない。強風にはこの他「ハリケーン」や「サイクロン」などもあるけれど、その位置する海域別によって異なっている。まるで「神様」や「悪魔」の地域別名称のようですね。

ついでに「熱帯低気圧」。積乱雲が中心に向かって巻き込む、“渦巻き状”の構造になる。これが大きくなると、中心に「目」と呼ばれる雲がない空間ができる。「天空の城・ラピュタ」は「蜂の巣」と呼ばれる積乱雲の中心にあるとされているが、積乱雲の直径は300km程度から2000km程度までとさまざまある。

そう言えば、風には「貿易風」というのもある。英語で「trade wind」。これは亜熱帯高圧帯から赤道低圧帯へ、恒常的に吹く東寄りの風のことを指す。なぜ起こるのか、というと、赤道付近で強い日射で生じた上昇気流に関係している。この上昇気流は、北極・南極に向かっていくが、ここで地球の自転による「コリオリの力」が登場。

上昇気流は「コリオリの力」により、東寄りに向きを変える。そして緯度30度付近で滞留。そして今度は下降気流となって海面(地表面)に吹き下りてくる。こうして気流はぐるっと大気圏を巡る。これが「亜熱帯高気圧」。緯度20–30度付近の地域に形成され、年間を通じて存在する。

この「亜熱帯高気圧」は、赤道付近で上昇気流によってできた低圧部に向けて南北から吹き込む気流となる。これが貿易風です、ちゃんちゃん。つまり、北半球では北風、南半球では南風になるはずの気流は、「コリオリの力」により、北半球では「北東貿易風」、南半球では「南東貿易風」となる。

復習すると、周囲よりも気圧が低い場所が「低気圧」。貿易風の起こりでもあったように、気圧・密度が低いと、周囲の空気や風を引き寄せる。これを気象学では、「低気圧は気流を収束させる」と表現するようだ。

で、「大気の流れ」について。全てが均一化されるグローバル化のごとく、気圧の不均一を解消しようとして発生するのが風と言える。気象学では、「風は気圧傾度力によって発生する」と表現する、らしい。ではなぜ気圧が均等ではないのでしょうか。

そんな問いにはwikipedia先生が、こうお答えしております。「気圧の不均一や気圧傾度力が生まれる根本的な原因は、地球上において、場所によって太陽エネルギーの分布(≒温度)が異なるためである」。なるほど。

「日光の当たり具合や地表の温まりやすさの違いが、島や大陸といった巨大なスケールで存在すると、気圧が不均一になり、数千km規模の高気圧・低気圧が生まれる」。ほー、そういうことね。そいでもって「高気圧から低気圧へと流れる空気が、『風』の主因となる」とまとめてくれている。

これにて一件落着!と、ここでwikipedia先生に頼りすぎゆえの、妙な風を感じたり。感じなかったり。まあこうして知識も「知る者(wikipedia先生)から知らざる者(僕)へ」と流れ、知的均一化が図られていくのかも知れません。

◇おしまい


フリーメイソン考【2】


フリーメイソン好きなら、当然読んでいるはずの小説が、ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズだ。最新作は『ロスト・シンボル』で、『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』は映画にもなった。その物語にちりばめられた数々の“秘密の暴露”の信憑性は別として、いずれも最高に面白いストーリー構成。筆者の持つネタの量には感動すら覚える。

ラングドン教授シリーズの主人公は、ハーバード大学の「宗教象徴学」の教授という設定。毎回秘密結社に関する事件に巻き込まれつつ、謎に迫り、その専門知識で謎を解いていく。この過程で、読者は「秘密結社」についての知識を学べるし、その蔓延り具合も知ることができるため、まさに「秘密結社入門書」とも言っていい。

前回最後にちょろろと触れた「古の神秘」のキーワードは、米国・首都ワシントンD.C.を舞台にラングドン教授がまたもや活躍する『ロスト・シンボル』に出てくる単語。物語では、「古の神秘」が米国の建国に大きな影響を与えたとする。それは古来より人類が求め続けてきた究極の智恵…。あるいは「失われたことば」…。で、ネタバレしちゃうと、それは聖書のことでしたー。

なるほど、実に面白い“真実”だ。聖書は神からの贈り物。まさに「神秘の言葉」。けれど神でなく人により記述されたものでもある。そして長い長い歴史に埋もれず、むしろ現代であればこそ輝きを増している、不思議な記録とも言える。それゆえ「人類の究極的知恵」や「極上の神秘」の答えを「聖書」という書物に見つけるのもアリだろうと思う。「古の神秘=聖書(笑)」とする人の気持ちも分かるけれども。

知っている人にとっては当たり前のことだけれど、聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」がある。キリスト教では、この両方をくっつけたものを聖書として使用する。ざっくり整理すると、「新約聖書」を信じる人がキリスト教徒で、「旧約聖書」だけを信じる人がユダヤ教。「旧約聖書」はイスラム教においても、「モーセ五書」や「詩篇」といった一部が啓典とされている。

ちなみにイスラム教における「啓典」とは、その唯一神・アッラーから預言者に下された啓示の書物。これは4つある。ムーサー(モーセ)に下された『タウラート』(『モーセ五書』)と、ダーウード(ダビデ)に下された『ザブール』(『詩篇』)、イーサー(イエス)に下された『インジール』(『福音書』)、ムハンマドに下された『クルアーン』(『コーラン』)で、「コーラン」が特に非イスラム教徒に知られた啓典だ。

ということで、『ロスト・シンボル』のネタバレ「古の神秘=聖書(笑)」をしてしまい、聖書について、啓典について触れたところで、いつものよーに“今日のタイピング終了のお時間”となりました。ふぅ。なので「全能の眼」、「デザギュリエ」、「薔薇十字軍」については次回以降でまとめていきまーす!、誰のためでもなく僕自身のために。

◇つづく


















2012年7月24日火曜日

フリーメイソン考【1】

なんだか気になって仕方ない対象。僕の場合は「キリスト教」と「秘密結社」、「諜報機関」になる。なぜかを答えるには「長い話し」になりそうだから、ここではちょっち省略。まあ簡単に言えば、“何か秘匿されている感”に惹かれている。

今回は「キリスト教」と「諜報機関」ではない方をテーマにしていくシリーズの序文みたいなもの。僕の考えとゆーよりも、おおよその情報整理から始めてみたい。すごくアバウトに。特に「キングof秘密結社」な「フリーメイソン」について。

さっそくその組織についての外枠をなぞってみると、「フリーメイソン」、なんと世界に600万人のメンバーがいるという。あまりにも多い。多すぎて、全然秘密じゃないと思えるほどだ。まあ、当のフリーメイソンは、「うちらは秘密でもなんでもないですよー」「単なる慈善団体なりよー」と言ってるけれど。

一応ここでは、「フリーメイソン=世界最大の秘密結社」との前提で進めてく。会員600万人、そのほとんどは米国人。米国は本家・英国の5倍以上の会員400万人を有している。つまりは米国こそが、フリーメイソンの本場になっている。で、何を秘密にしてるのか。

例えば会員は自ら「わて、フリーメイソンでっせ」と暴露してはいけないことになっている。「おれ、実はバットマンなんだぜ!」「僕がウルトラマンだ!」と言えない主人公みたく。あるいは「わたし、実は指名手配犯なんですわ。。。」と言えない逃亡者みたく。そこに、会員たちは仮面ヒーロー、あるいは二重人格者のような楽しみ方があると思われる。

入会の儀式も秘密だ。集会での内容も秘密。秘密はほかにもあるようだけれど、これだけで十分“秘密結社”の定義は満たされている。非公開の儀式があり、そのメンバーのみしか知り得ない活動をし、自らメンバーであることを秘匿する。

けれどときどき「王様の耳はロバの耳だー!」と叫ぶ人がいる。そんな声を集める人もいる。だから秘密も少し洩れてくる。そうして「フリーメイソンの真実」みたいな本が出て、ブックオフに並び、僕が105円で片っ端から買う流れになる。

フリーメイソンには、大雑把に「親方」「職人」「徒弟」の三階層がある。これが基本位階。もともと石工職人の集まりを起源にしているからで、「親方」になるまで最低7年4ケ月かかるとも言われている。ちなみに琉球チックに言うと「うやーかた」。

「親方」になり、はじめてさらに上の「秘密結社of秘密結社」へと招待される。位階上位者が組織する「フリーメイソン・ソサエティ」。この組織は「スコティッシュ・ライト」とか、いろいろあるという。それぞれが何をしているかは、僕の読んだ本では詳細不明らしい。

で、その起源説は種々ある。「石工職人ギルド説」や「テンプル騎士団説」、「ソロモン神殿建築家説」。このほか「ピラミッド建設石工集団説」や「ピタゴラス教団説」や「フランシス・ベーコン創始説」などもある。要するに確定していない。それぞれが好き勝手に起源を決めているもようだ。

そんなフリーメイソンは、日本にも支部、ロッジがある。場所は東京タワーの下らへん。日本人とフリーメイソンの結びつきは意外と深そうだが、日本人とキリスト教みたく、ちょっち馴染まないように思える。金髪の日本人みたく。

さてさて。全然序説にもなってないけれど、「古の神秘」や「全能の眼」、「イルミナティ」、「デザギュリエ」、「薔薇十字軍」。次回はこの5つのキーワードについて整理していくので、今回はこれでおしまい! そう至高の存在、宇宙の偉大な建築者が終わりを誘ってます(幻覚で)。
◇つづく