2012年7月24日火曜日

フリーメイソン考【1】

なんだか気になって仕方ない対象。僕の場合は「キリスト教」と「秘密結社」、「諜報機関」になる。なぜかを答えるには「長い話し」になりそうだから、ここではちょっち省略。まあ簡単に言えば、“何か秘匿されている感”に惹かれている。

今回は「キリスト教」と「諜報機関」ではない方をテーマにしていくシリーズの序文みたいなもの。僕の考えとゆーよりも、おおよその情報整理から始めてみたい。すごくアバウトに。特に「キングof秘密結社」な「フリーメイソン」について。

さっそくその組織についての外枠をなぞってみると、「フリーメイソン」、なんと世界に600万人のメンバーがいるという。あまりにも多い。多すぎて、全然秘密じゃないと思えるほどだ。まあ、当のフリーメイソンは、「うちらは秘密でもなんでもないですよー」「単なる慈善団体なりよー」と言ってるけれど。

一応ここでは、「フリーメイソン=世界最大の秘密結社」との前提で進めてく。会員600万人、そのほとんどは米国人。米国は本家・英国の5倍以上の会員400万人を有している。つまりは米国こそが、フリーメイソンの本場になっている。で、何を秘密にしてるのか。

例えば会員は自ら「わて、フリーメイソンでっせ」と暴露してはいけないことになっている。「おれ、実はバットマンなんだぜ!」「僕がウルトラマンだ!」と言えない主人公みたく。あるいは「わたし、実は指名手配犯なんですわ。。。」と言えない逃亡者みたく。そこに、会員たちは仮面ヒーロー、あるいは二重人格者のような楽しみ方があると思われる。

入会の儀式も秘密だ。集会での内容も秘密。秘密はほかにもあるようだけれど、これだけで十分“秘密結社”の定義は満たされている。非公開の儀式があり、そのメンバーのみしか知り得ない活動をし、自らメンバーであることを秘匿する。

けれどときどき「王様の耳はロバの耳だー!」と叫ぶ人がいる。そんな声を集める人もいる。だから秘密も少し洩れてくる。そうして「フリーメイソンの真実」みたいな本が出て、ブックオフに並び、僕が105円で片っ端から買う流れになる。

フリーメイソンには、大雑把に「親方」「職人」「徒弟」の三階層がある。これが基本位階。もともと石工職人の集まりを起源にしているからで、「親方」になるまで最低7年4ケ月かかるとも言われている。ちなみに琉球チックに言うと「うやーかた」。

「親方」になり、はじめてさらに上の「秘密結社of秘密結社」へと招待される。位階上位者が組織する「フリーメイソン・ソサエティ」。この組織は「スコティッシュ・ライト」とか、いろいろあるという。それぞれが何をしているかは、僕の読んだ本では詳細不明らしい。

で、その起源説は種々ある。「石工職人ギルド説」や「テンプル騎士団説」、「ソロモン神殿建築家説」。このほか「ピラミッド建設石工集団説」や「ピタゴラス教団説」や「フランシス・ベーコン創始説」などもある。要するに確定していない。それぞれが好き勝手に起源を決めているもようだ。

そんなフリーメイソンは、日本にも支部、ロッジがある。場所は東京タワーの下らへん。日本人とフリーメイソンの結びつきは意外と深そうだが、日本人とキリスト教みたく、ちょっち馴染まないように思える。金髪の日本人みたく。

さてさて。全然序説にもなってないけれど、「古の神秘」や「全能の眼」、「イルミナティ」、「デザギュリエ」、「薔薇十字軍」。次回はこの5つのキーワードについて整理していくので、今回はこれでおしまい! そう至高の存在、宇宙の偉大な建築者が終わりを誘ってます(幻覚で)。
◇つづく