まだ夏休みを取らず“夏全開を大満喫”しないまま、気付けば「秋の空」になりつつある。空を見上げると、うろこ雲がダーンと見えているのだ。速攻で駆け抜けていく夏に向けて「もうちょっと待ってくれよ〜」と手を向けても仕方ない。こうしている間にも、地球は確実に公転し、次の季節を連れて来る。
で、「うろこ雲」。「巻積雲(けんせきうん)」という。ウロコみたいに雲片が群れて浮いている雲。呼び方はいろいろある。「鰯雲(いわし雲)」だったり、「さば雲」だったり。その見え方次第だ。なんだったら「豹柄雲」と呼んでもいい。
その浮いている高さに特長がある。上空高く、高度 5 〜 15 kmのあたりに浮いている 。だから基本雲形(十種雲形)の一つ「高積雲(こうせきうん)」とも区別される。「高積雲型うろこ雲」の場合、「まだら雲」「ひつじ雲」「叢雲(むら雲)」とも言う。
ただ、僕の説明順序などで紛らわしいのだけれど、「巻積雲」と「高積雲」は厳密には別物でもある。「高積雲(まだら雲)」は「巻積雲(うろこ雲)」よりも塊、雲片が大きく、はっきりとした白色をしている。判別が難しい。
「巻積雲」と「高積雲」の見分け方としてよく紹介されているのは、
・雲のできる高さ(巻積雲の方が高い)
・一つ一つの雲の大きさ(巻積雲の方が小さい)※天空上での見かけの大きさ(視角度)が1度より小さいものが巻積雲
・雲の薄さ、光の透過具合(巻積雲の方が薄い)※太陽の光が透けるため、影ができない
といったものがある。「まあ、どっちでもいいっしょ!」という人もいる。
wikipedia教授によると、巻積雲はその形状で、「層状雲」「レンズ雲」「塔状雲」「房状雲」に分類されることもある。「温暖前線や熱帯低気圧の接近時には、巻雲の次に現れるため、順番にこの2つの雲がみられると天気の悪化が近づいている」らしい。
「国際式天気図に使用される雲形記号においては、十種雲形の中で唯一、巻積雲を表す記号だけが1種類しかない」。ちなみに“十種雲形”とは、巻雲、巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、層積雲、層雲、乱層雲、積雲、積乱雲の10種類のことを指す。
“十種雲形”は1894年、スウェーデンのウプサラで開かれた国際気象会議で決まった。それぞれの雲は、浮かんでいる高さから上層雲、中層雲、下層雲に分けられる。「絹積雲」と書くこともある「巻積雲(うろこ雲)」は、空の高いところにできる上層雲。記号は「cirrocumulus」の英名から「Cc」。
……なんてゆー雲が、8月中旬に浮かんでいるのでございます。
◇おしまい
2012年8月17日金曜日
2012年8月13日月曜日
思想家とは何か考2
「思想家とは何か」について思想するなら、まず「思想」について思想しなくてはならない。そう思想する。つまり「考える」とは何か、という問題だ。誰もが知っての通り、「考える」とは脳内現象、器官での神経細胞などの運動と言える。それゆえ僕らが「考える」ことを考える際、やはり脳器官についても考える必要がある。
では「脳」とは何か。僕らの頭蓋骨に収まったこの器官には、千数百億個もの「神経細胞(ニューロン)」がある。「ニューロン」は、神経系を構成する細胞で、情報処理と情報伝達が主な機能、あるいはこの2つの機能に特化した細胞だ。入力刺激(情報)が入ると「活動電位」を発生させ、他の細胞に情報を伝達してくれる。
脳内で意識しなくても勝手に行われている「活動電位」とは、なんらかの刺激に応じて細胞膜に生じる一過性の膜電位の変化のこと。化学用語になるけれど、主に「ナトリウムイオン」と「カリウムイオン」が関係している。これは脳内だけでなく、さらに動物だけでなく、植物でも行われている“変化”という。
もうちょっと「活動電位」について調べてみる。と、結構生命体の奥深さ、面白さを知る。細胞の内と外の間では、「電位差」が常に存在している。電圧の差のこと。僕らそのものを成り立たせる細胞一つ一つに、電位があり、この電位差がなんらかの刺激によって一時的に逆転する。この現象を「活動電位」という。
三省堂の「大辞林」は「活動電位」についてこう解説している。「生体の活動時に神経・筋肉など興奮性組織に発生する膜電位の変化」のこと。「興奮部は静止部に対して負の電位を示し、電流(活動電流)が流れる。動作電位」。……。余計混乱してしまう。でもこの「活動電位」については、僕らは高校生物で習っているはずだ、覚えてないけれど。
まあとにかく、僕らのニューロンたちは、僕らの魂以上に賢くやっているのかも知れない。ニューロンたちは気付かないうちに、今も、この瞬間も、やや理解不能な「活動電位」を繰り広げてくれている。そのお陰で、僕ら自身に情報が蓄積されていく。無意識であろうが、意識していようが。
このニューロンは、ヒトでは小児期に増殖する。神経幹細胞が盛んに分裂して分化することで増えていくのだけれど、やがてそんなに増殖しなくなってしまうようだ、残念なことにも。そして増殖したニューロンは分化が進ませながら、「軸索誘導」によって特定の位置の特定の細胞に「軸索」を伸ばし、シナプスを形成。神経回路を形成していく。
そもそもこのニューロンたち。主に3つの部分に区分けできる。細胞核のある「細胞体」、他の細胞からの入力を受ける「樹状突起」、他の細胞に出力する「軸索」。いまさっき出てきた「軸索」は、他の細胞に出力するものになる。「樹状突起」と「軸索」は両者をまとめて「神経突起」とも言う(by wikipedia先生)。
ではニューロンたちの楽園、「脳」とは何か。解剖学的にまとめると、こんな。「頭蓋内腔の大部分を占める器官」「成人で体重の2%ほど」「つまり1.2~1.6キログラムの質量」がある。「約300億個の神経細胞を含むがそれは脳をなす細胞の1割程度」。「残りの9割はグリア細胞と呼ばれるもの」(by wikipedia先生)。
また脳は、大きく「大脳」「小脳」「脳幹」に分けることができ、「大脳」はさらに「終脳」と「間脳」分けられ……。なんだか話が大きくなり過ぎました。ま、いっか。いや、良くないよね、いやいやいいよ、なんていうせめぎ合いも、僕の脳内で起きている現象です。
そして「思想家」たちは、この脳内現象をフル回転、フル出力していったのですね。逆にこの脳内現象をフル回転、フル出力していった人物たちを、僕らは「思想家」と呼んでいるのかも知れないし、そうでないかも知れないし、なんてゆー“せめぎ合い”@僕の脳ミソ。
◇つづく
2012年8月8日水曜日
思想家とは何か考1
「思想家とは何か」。あるいは「思想家の定義は何か」。これについて3回くらいに分けて整理していこうと思う。初回の今回は短く考えてみる。そして僕は今「思想家とは何か」について考える思想家なのではないか、と思想する。となると、人間は誰もが思想家なわけで、「じゃあ何で『思想家』をその他と区別するのだろう?」といった疑問が生まれてくるのであります。
「思想家」は英語で「Thinker」、「考える人」。きっとその対義語は「考えない人」なんだと思想する。僕はあえて「思想する」を連呼してみている。で、ウィッキー先生はこう教えてます。「様々な思想・考えに関する問題を研究し、学び、考察し、熟考し、あるいは問うて答えるために、自分の知性を使おうと試みる人」のこと。
ちなみに2012年8月8日時点での「思想家」の記事ページで「関連項目」とされているワードは5つ。「知識人」「考える人 (ロダン)」「啓蒙思想家」「神秘思想家」「無政府主義者」。ここで注目されるのが、「知識人」のワード。やはり人は考えるにあたり、知識がなければ思想する材料も貧弱だということなんだろう。
ウィッキー先生の「思想家一覧」で登場する皆さんは、ほとんどが「哲学者」とも分類されている人々。古代ギリシアの哲学者「タレス」を筆頭に、「アナクシマンドロス」「アナクシメネス」「ヘラクレイトス」「エンペドクレス」「アナクサゴラス」「ピュタゴラス」と続く。
タレス(紀元前624年 - 紀元前546年頃)に関しては、「ソクラテス以前の哲学者の一人で、西洋哲学において、古代ギリシアに現れた記録に残る最古の(自然)哲学者であり、イオニアに発したミレトス学派の始祖」と紹介されている人物。「ギリシャ七賢人の一人」でもある。
アナクシマンドロス(紀元前610年頃 - 紀元前546年)は、ギリシア人の植民市・ミレトスに住んでいたらしい人物。タレスやアナクシメネスとともに「ミレトス学派(イオニア学派)」の代表格。自然哲学について考察し、タレスとともに最初の哲学者とされている人物だ。
ちなみにアナクシメネス(紀元前585年 - 紀元前525年)は、アナクシマンドロスの弟子。「ミレトス三哲人」の一人とされている。有名なのが、万物の根源(アルケー)は空気であるとしたこと。その思索の背景には、古代ギリシアでは「死人は呼吸をしないことから、息は生命そのもの」と考えられていたことがある。
“最初の哲学者”。じゃあ彼らの前には思想した人はいなかったのだろうか。そうではない。そうではなくて、恐らく記録がないだけなんだと思想する。あるいは「思想家」と認められなかった。思想するに値しない人と考えられた、とは過言かも知れないけれど。
とにかく「思想家一覧」に挙がる人々、大量です。例のサルトルさんもいます。本当ならば人類のほとんどの名前が書かれても良いかも、と思う前提に立てば、掲載者は極々一部。むしろ挙がってない人が「なんでオラの名前挙げてくれてねーんだっぺ!」と怒っても良いかも知れない。と思想する。
ってわけで、今日も“強制終了”のお時間が参りましたので、こうやって、また中途半端に僕の記述は終わります。けれど僕の思想は続くのでございます。プチ。ブブブブブブブ‥…ガガガガガガガ…
◇つづく
2012年8月7日火曜日
石田梅岩先生考。
石田梅岩(1685年 - 1744年)という、江戸時代の思想家がいる。生涯独身。彼は「石門心学」という学問というか、倫理学というかの一派を創設した。この「石門心学」は江戸時代後期に大流行。ますます石田先生、あるいは梅岩(ばいがん)先生の評価が高まった。
「へー、で、今なぜ石田梅岩?」と聞かれても、いつものように「ふと気になったから、ちょいとまとめてみる」的な。今回もそんな理由で、ふと思い立ち、僕は「石田梅岩」あるいは「石門心学」について復習してみます。石田梅岩は、“百姓の出の商人市井学者”とも呼ばれているお方。
石田先生は、丹波の国、現在の京都府亀岡市にお生まれになりました。百姓の次男坊だった。小さい頃より“まじめ君”。人生について、人間について、思想を巡らせるようになりました。次男だったため丁稚奉公とかしたりしているうちに、若者はやがておじさんになりました。32歳。僕と同い年。
その32歳の頃に、石田先生は仏教者に出合い、彼に師事。やがて石田先生が思想家として名を残すことになる、そのスタートラインに立ちます。でもまだまだ先の話。石田先生が後に『石門心学』と呼ばれる思想を説いたのは45歳の頃。当時、先生は京都の自宅で、無料講座を開講し始めたのでございます。
石田先生の塾がカッコいいなぁと思うのは、塾の前には「聴講料無料、出入り自由、女性もどうぞ…」と掲げてあったこと。これはすごい、と思う。てゆーか、じゃあどうやって稼いでたんだ?とも思う。けれど石田先生はもともと商人だから、もしかしたら松下幸之助の、塾生にはお金が支給される松下政経塾のようなものだったのかも知れないなぁともいい加減に思う。
石田先生が60歳で亡くなる5年前、1739年に刊行したのが、『都鄙問答(とひもんどう』という書物。「江戸時代中期に成立した心学運動の経典というべき書」とも紹介されています、ネットで。「町人道を説いた。問答体による構成は四巻16段からなっている」ともあります。
人間の知識をデジタル化して公開されている“ネット界”から言葉を拝借、現代風に言えばコピペしてみると、『都鄙問答』はこんな内容だった。「江戸時代の心学の祖石田梅岩の主著。4巻16段。1739年(元文4)刊。明治以後も版を重ねた」。これは概要。
「月次の例会での問答を中心としたもので,梅岩の思想が集約されている」。つまり石田梅岩を知る際には、最重要書物と言える。僕は読んだことはないのだけれど。そして「社会に貢献する点では商人も武士に劣らないとの主張が高く評価されている」と、昔の経営学者で石門心学研究者は解説しています。
続けて「そのためにも商人は商人道を自覚しなければならぬと反省を求めるところに梅岩の主意があった」。「石門心学の中心的教典となった」。そんな本が、江戸時代に出た。この解説にある「商人道の自覚」。換言すれば「ビジネスマンの矜持」あるいは「サラリーマンの覚悟」。
別の方の解説では、「人間は基本的に平等と説きながら、士農工商それぞれの本分をまっとうすると諭す。とりわけ商いの道に対しては、積極的に肯定的な見解」を示していた。あるいは「この著作では商売の正しい道、いわば商人道についてわかりやすく解説してくれています」。
ちなみに「都鄙問答」とは、都会人(京都のインテリ層)と田舎者(無学な大衆)との対話という意味という。そんな形式の著書をもって石田先生は、「封建社会の儒教倫理に沿って職能として士農工商それぞれの社会的意義を考え、経済と道徳の一致を説き商人にも流通の役割の価値を見出し、利益を追求することの正当性を強調」(by wikipedia先生)した。
wikipedia先生の解説は、逆に分かりづらいけれど。とにかく石田先生は、儒教や仏教、神道の思想を取り入れ、武士身分が「何様」的に町を闊歩していた時代に、軽蔑の対象ともなっていた商人の営利活動を積極的に肯定した。
さらには勤勉と倹約を奨励した。石田先生のこうしたポジティブシンキングが、当時の京都の人々に受け入れられていった。ヘコヘコしているのがアレだった人々が「僕らは商人だ!」「卑屈になんてならないぞ!」と立ち上がるきっかけを、石田先生は与えた。
石田先生の「石門心学」。その実践道徳の根本は、「天地の心に帰することによって、その心を獲得し、私心をなくして無心となり、仁義を行うというもの」という。「その最も尊重するところは、正直の徳であるとされる」(by wikipedia先生)。
ウィッキー先生は続けてこう解説する。「一般民衆への道話(どうわ)の講釈と心学者たちの修業(会輔)の場となったのが、心学講舎と呼ばれる施設である」。「明和2年(1765年)に手島堵庵が五楽舎を開いたのが最初」。
この「心学講舎」、最盛期には全国に180カ所以上あったという。京都には「五楽舎」「修正舎」「時習舎」などがあり、大坂には「明誠舎」、江戸には「参前舎」といった名前の学舎があった。いずれの学舎で教えていた根本思想は「天地の心に帰すること」。
「私心をなくして無心となること」、そして「仁義を行うこと」。その最も尊重するところは、「正直の徳」。うむ。現代のビジネスマン必携の心構え。これを江戸時代に説いた商人哲学者がいた。経営学者のドラッガーもびっくり!? いやびっくりはしないか。
石田先生、お疲れさまでした。先生のお墓は、大阪市中央区下寺1丁目の「大蓮寺」(最寄駅:地下鉄谷町線「谷町9丁目」)にあります。思想家の思想は地上を徘徊し、思想家の骨は地下に眠ります。
◇おしまい
2012年8月3日金曜日
【気象考(5)】「気象学」編
「気象学(meteorology)」には、さまざまな分野、細分化されるガクモンがあるようだ。「研究対象は大気中の諸現象」と、ざっくり「気象学」と一括りにできる一方、これをマニアックに分化した学問が発展している。ちょいと調べると、初めて知る学問ばかりで面白い。
たとえば、こんなのがある。「総観気象学」、これは気象観測結果を基に、大気現象の構造を解析または予想する学問。「メソ気象学」、これは雷雨や降水セルなどの中規模現象を解析または予想する学問。
研究対象ごとに分化したものでは、「大気力学(気象力学)」や「大気電気学(気象電気学)」、「大気物理学(気象物理学)」、「気象化学」、「超高層大気物理学」、「衛星気象学」、「水文気象学 」などがある。
このほか、地上から約 1 km までの大気境界層で起こる様々な現象を科学する「境界層気象学」。あるいは、気象が人間や生物に与える影響を研究する「生気象学」といったものもある。さらには実務的ガクモンとして「航空気象学」や「農業気象学」もある。
不可思議で奥深いこの世界、この宇宙。研究対象は様々あるけれど、特殊なガクモンに生涯を費やす方々、研究者たちには恐れ入る。僕はたまたま気象に関心を持っているから、どれも面白そうに思うけど。
ちなみに先に挙げた「大気電気学」、英語では「atmospheric electricity」。電磁気学で「地球磁場」や「雷」、「大気放電」、「大気イオン」など気象学的な現象を対象とした学問のこと。と、wikipedia先生は教えてくれる。
じゃあ「電磁気学(electromagnetism)」って何? と調べると、「物理学の分野の1つであり、電気と磁気に関する現象を扱う学問」という。工学分野では、電気磁気学と呼ばれることもある、とも。
さらには、じゃあ「考察対象となる電磁的現象」って何なのよ? となる。これは「磁石が鉄を引き寄せること」、「摩擦した琥珀が軽い物体を引き寄せること」、「雷や稲妻」などに加え、現在では「全ての現象が電磁的現象として理解できる」らしいから、電磁的現象は無限大にありそうだ。
さらにさらに、と問いは続くことになり、結局「気象学」ってめちゃめちゃ奥深いってことに気付かされる。地球という惑星内の大気現象を研究する自然科学。あるいは大気科学。もしくは地球物理学。
僕はこれらトータルに知り尽くしている、理解し尽くしている人に憧れる。そうした憧憬が、僕をよりいっそう、“なんちゃってガクモン”へと引き寄せるし、僕の書籍購入代を増やしていくんですね。はいそーですか。
◇おしまい
たとえば、こんなのがある。「総観気象学」、これは気象観測結果を基に、大気現象の構造を解析または予想する学問。「メソ気象学」、これは雷雨や降水セルなどの中規模現象を解析または予想する学問。
研究対象ごとに分化したものでは、「大気力学(気象力学)」や「大気電気学(気象電気学)」、「大気物理学(気象物理学)」、「気象化学」、「超高層大気物理学」、「衛星気象学」、「水文気象学 」などがある。
このほか、地上から約 1 km までの大気境界層で起こる様々な現象を科学する「境界層気象学」。あるいは、気象が人間や生物に与える影響を研究する「生気象学」といったものもある。さらには実務的ガクモンとして「航空気象学」や「農業気象学」もある。
不可思議で奥深いこの世界、この宇宙。研究対象は様々あるけれど、特殊なガクモンに生涯を費やす方々、研究者たちには恐れ入る。僕はたまたま気象に関心を持っているから、どれも面白そうに思うけど。
ちなみに先に挙げた「大気電気学」、英語では「atmospheric electricity」。電磁気学で「地球磁場」や「雷」、「大気放電」、「大気イオン」など気象学的な現象を対象とした学問のこと。と、wikipedia先生は教えてくれる。
じゃあ「電磁気学(electromagnetism)」って何? と調べると、「物理学の分野の1つであり、電気と磁気に関する現象を扱う学問」という。工学分野では、電気磁気学と呼ばれることもある、とも。
さらには、じゃあ「考察対象となる電磁的現象」って何なのよ? となる。これは「磁石が鉄を引き寄せること」、「摩擦した琥珀が軽い物体を引き寄せること」、「雷や稲妻」などに加え、現在では「全ての現象が電磁的現象として理解できる」らしいから、電磁的現象は無限大にありそうだ。
さらにさらに、と問いは続くことになり、結局「気象学」ってめちゃめちゃ奥深いってことに気付かされる。地球という惑星内の大気現象を研究する自然科学。あるいは大気科学。もしくは地球物理学。
僕はこれらトータルに知り尽くしている、理解し尽くしている人に憧れる。そうした憧憬が、僕をよりいっそう、“なんちゃってガクモン”へと引き寄せるし、僕の書籍購入代を増やしていくんですね。はいそーですか。
◇おしまい
2012年7月30日月曜日
フリーメイソン考【4】
さっそく「フリーメイソン憲章」から。この憲章が「アンダーソン憲章」とされるのは、アンダーソンが憲章を編纂したからだ。1712年、アンダーソンはロンドンの“グランド・ロッジ”のグランドマスター(組織内でとても偉い人)から、「憲章作ってちょ」と依頼された。
そこでアンダーソンは「任せてちょんまげ!」と秘密結社の基盤づくりに燃えました。で、そのアンダーソンさんて誰?てゆーと、スコットランドの牧師さんでした。“牧師”、つまりプロテスタント系。
アンダーソン牧師は、古代フリーメイソンの規約「ゴシック憲章」を基に、草稿づくりを開始。例のデザギュリエおじさんも、これに参加。おじさんは序文執筆を担いました。この“草稿”はほぼそのまま“イキ”で、「フリーメイソン憲章」として出版されたのでございます。
さて、この憲章がどんな影響を与えたのか。ちなみに憲章には、フリーメイソンの歴史や責務、ルールを規定。歴史のはじまりは、つまり地球や宇宙ができたのは、紀元前4004年てことになりました。あらあら。
そんなわけで今年2012年は、フリーメイソン的に示すと「A.L.6016」となります。加えると「A.L.」は「光の年」のラテン語の略。彼らの歴史把握の起点、基点を考慮すると、その世界観は、やはりちょっとアレなのかな?と思ってしまいます。
フリーメイソン憲章が提唱するのは「宗教の多様性」。信仰心があれば「宗教はキリスト教でなくても、おっけー!」とした。だからカトリック総本山のバチカンはフリーメイソンに対し「ざけんなよ!」と激怒したし、「破門カード」を切りまくった。
けどプロテスタントのデザギュリエにとっては、カトリックからの破門は全く怖くなかったんだろーなと思う。このデザキュリエおじさん、1719年に、第三代グランドマスターに就任しました。つまりフリーメイソン最高位になった。
デザキュリエは、1683年フランス生まれ。お父さんは牧師をしていて、だから迫害を受けて英国に一家で船で逃げた。デザキュリエはその後勉強を頑張り、オックスフォード大学に入学、自然科学を研究した。
大学卒業後は、親しくしてたニュートンのコネもあり、ロンドン王立協会の会員となりました。で、気付けば科学大好き青年は、36歳の科学者デザキュリエおじさん。になってました。
考えてみれば、36歳で秘密結社最高位に就いたのはスゴい話しだ。よっぽど才能があったのだろう。1719年、デザキュリエは“会長”として貴族や王立協会会員らを入会させるなどした。そーして「フリーメイソン」のブランド化に成功。やはり組織はそーして創られていく。
カルト宗教はだいたい高学歴信者を創りたがる。教祖の学歴をウリにしてるところもある。もはや日本では貴族とか皆無だから、そんなところに現代的ヒエラルキーの基準を求め、活用したりする。
「近代的フリーメイソン」。フリーメイソンの非キリスト教化。さらにルーツの石工を、切り離した。これにはバチカンだけでなく「古代派」も反発。で分裂。和解をもった1813年まで大分裂時代となる。
そして近代的フリーメイソン、こっちは英国王室から続々と入会者を集め、次第に「王室ならフリーメイソンに入ること」てな具合となるまでになった。こうしてフリーメイソンは知恵者を取り込み、貴種を取り込み、神秘性を高めていったわけですのん。
◇つづく
そこでアンダーソンは「任せてちょんまげ!」と秘密結社の基盤づくりに燃えました。で、そのアンダーソンさんて誰?てゆーと、スコットランドの牧師さんでした。“牧師”、つまりプロテスタント系。
アンダーソン牧師は、古代フリーメイソンの規約「ゴシック憲章」を基に、草稿づくりを開始。例のデザギュリエおじさんも、これに参加。おじさんは序文執筆を担いました。この“草稿”はほぼそのまま“イキ”で、「フリーメイソン憲章」として出版されたのでございます。
さて、この憲章がどんな影響を与えたのか。ちなみに憲章には、フリーメイソンの歴史や責務、ルールを規定。歴史のはじまりは、つまり地球や宇宙ができたのは、紀元前4004年てことになりました。あらあら。
そんなわけで今年2012年は、フリーメイソン的に示すと「A.L.6016」となります。加えると「A.L.」は「光の年」のラテン語の略。彼らの歴史把握の起点、基点を考慮すると、その世界観は、やはりちょっとアレなのかな?と思ってしまいます。
フリーメイソン憲章が提唱するのは「宗教の多様性」。信仰心があれば「宗教はキリスト教でなくても、おっけー!」とした。だからカトリック総本山のバチカンはフリーメイソンに対し「ざけんなよ!」と激怒したし、「破門カード」を切りまくった。
けどプロテスタントのデザギュリエにとっては、カトリックからの破門は全く怖くなかったんだろーなと思う。このデザキュリエおじさん、1719年に、第三代グランドマスターに就任しました。つまりフリーメイソン最高位になった。
デザキュリエは、1683年フランス生まれ。お父さんは牧師をしていて、だから迫害を受けて英国に一家で船で逃げた。デザキュリエはその後勉強を頑張り、オックスフォード大学に入学、自然科学を研究した。
大学卒業後は、親しくしてたニュートンのコネもあり、ロンドン王立協会の会員となりました。で、気付けば科学大好き青年は、36歳の科学者デザキュリエおじさん。になってました。
考えてみれば、36歳で秘密結社最高位に就いたのはスゴい話しだ。よっぽど才能があったのだろう。1719年、デザキュリエは“会長”として貴族や王立協会会員らを入会させるなどした。そーして「フリーメイソン」のブランド化に成功。やはり組織はそーして創られていく。
カルト宗教はだいたい高学歴信者を創りたがる。教祖の学歴をウリにしてるところもある。もはや日本では貴族とか皆無だから、そんなところに現代的ヒエラルキーの基準を求め、活用したりする。
「近代的フリーメイソン」。フリーメイソンの非キリスト教化。さらにルーツの石工を、切り離した。これにはバチカンだけでなく「古代派」も反発。で分裂。和解をもった1813年まで大分裂時代となる。
そして近代的フリーメイソン、こっちは英国王室から続々と入会者を集め、次第に「王室ならフリーメイソンに入ること」てな具合となるまでになった。こうしてフリーメイソンは知恵者を取り込み、貴種を取り込み、神秘性を高めていったわけですのん。
◇つづく
【気象考(4)】「アメダス」編
「雨です」が訛ると「雨だす」になる?かは別として、「アメダス」のネーミング、センスがない日本官僚が考えたとしたら割と傑作な部類に入ると思う。勝手に官僚のネーミングということにしちゃっているけれど。
天気予報でよく聞く「アメダス」、これは略称「AMeDAS」のこと。正式には「Automated Meteorological Data Acquisition System」と書く。日本語では「地域気象観測システム」。このシステムは日本国内約1300カ所の無人気象観測所で構成されている。
僕の大好きなWikipedia先生のページを見てみたら、なんだぁ! 「アメダス」の由来についての記述がありました。僕はそんな先生がより大好きになっちゃいます。
で、いつものごとく“そのまんまやん”的記述をすると、『「地域気象観測システム」の英語訳が"Automatic Meteorological Data Acquisition System"であった時代にその略称を考えた際、単にAMDASとするのではなく、AMeDAS(雨出す)としたほうがおもしろいとの提案が採用され』たもよう。
そいでもって、『略称を"AMeDAS"、その読みを「アメダス」とすることとなった』という。『後に英語訳が"Automated Meteorological Data Acquisition System"に変更されたが、特に変更の必要は無かったためそのまま使用されている』。へー。
と読んでいたら、こんな文が続く。『このエピソードはあまり知られておらず、「雨です」が訛った「雨だす」にかけたものだ、と言った俗説も一部にある』。……。逆に言うと「ひっかけてないんか!」ってなるけれど。
まあとにかく、僕ら日本人が大変お世話になっている「地域気象観測システム」。天気予報を見聞きするたびに僕は、暴風雨の中でも健気に観測している全国各地の観測所に思いを馳せているのです。
ちなみに、健気な観測システムでは、「降水量」「気温」「日照時間」「風向・風速」で、豪雪地帯では「積雪の深さ」も観測。観測で得られたデータは通信回線で気象庁内の地域気象観測センター(通称アメダスセンター)へ10分ごとに集信。“天気のプロ”によるチェックを経て全国に配信されております。
◇おしまい
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